スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ミラーズ

mirrors.jpg
ミラーズ

ニューヨーク市警の刑事であったベン(キーファー)は、誤って同僚を射殺したため停職処分を下され、アルコールに溺れる日々を送る。妻と子供とは別居し、妹の家に居候。人生を立て直そうと禁酒の薬を飲み、火災で焼けたデパートの夜警をすることになった。フロアのあちこちに焼け焦げたマネキンが転がる異様な雰囲気のなか、今なお美しい光沢を保つ巨大な鏡に引き寄せられていく…。

この先、ややネタバレ気味。気になさる方は見ないほうがいいです。










冒頭シーンから 「あれあれ…?」 と嫌な予感はしていたのですよ。
物語序盤で 「イヤー!もう見るのやめるー!」 と思ったほど。


怖い?


違う違う。

これははげしくつまらない映画です!



この映画の製作費のほとんどはキーファーの出演料じゃないのか?と思うほど、すべてがチープ。冒頭シーンのCGで、すでにチープさが露呈されている。えッ、何今のCG。嘘でしょう?ヒドイな…。

不安な映像が続いた後にでかい音で驚かすのはホラー映画の軽いジャブ的セオリーで仕方が無いとしても、たかが鳩が飛び立っただけでそんなでっかい音出まっかいな! その後の怖がらせ方も、どれも使い古されたものばかり。僕の隣の席の若い女性は、口に手を当てて恐怖におののいていたようだけど、こんなんで怖いのならむしろ羨ましいわ。

物語後半を迎えて、悪魔的怪物と対峙するシーンからは、一気に見る気が失せた。海外産のホラーって、必ず全裸の色っぽいお姉さんが風呂に入るお色気シーンがあるのと(そして大体がその風呂場で死ぬ)、爽快なまでの爆破シーン。うわぁ、二つともクリアしちゃってるよ。もう笑うしかない。

さらに酷いのがオチ。この作品は韓国版のハリウッドリメイクなのだそうですが、パンフレットによると「韓国版からは予想だにしなかったクライマックス」と書いてあった。韓国版のオチがどうなっているのかは知らないけど、爆音のBGMでまるで「どうだ、このオチすげぇだろ」と演出していたけど、はっきりいって誰もが想像し得たのではないだろうか? というか、鏡を題材にしてこのオチ以外には有り得ないよ。



よくよく考えてみたら、「鏡の中には別の世界が…」的な考え方って、かなり古くから使われていて、ドラえもんですら「ふえるミラー」で扱っているほど。それを今さら、あろうことか主題にするセンスもいかがなものかと、観る前に思うべきでしたね。



いやー、近年まれに見るクソ映画じゃないでしょうか。
キーファーが出てるってだけ!

こんなのにお金出す必要ないですよ。
レンタルで見るのも時間とお金が勿体無いくらいだ。

★★☆☆☆☆☆☆☆☆(2点) @TOHOシネマズ二条


スポンサーサイト

容疑者Xの献身

映画をさして見ないような人がよく「邦画には興味がないんだよね~」と、わかった風な口をきく。

確かに洋画はスケールも大きく、費用も莫大で、それはそれは見応えがありますけど、日本人が持つ独特な感情や間(ま)は邦画でしか表現出来ないと思う。ネイティブな英語が出来てアメリカ人の細かなジョークやニュアンスまで理解できる人ならまだしも、人間が識読できる範囲で省略された字幕を読んで感動するのって、それはそれで字幕作ってる翻訳者の手腕も素晴らしいけど、やっぱり「あぁ、その気持ちわかるわぁ」と共有できるのは、邦画だと思うんですよ。

今回見た映画は、まさにその日本人が持つ感情を、うまく表現できた作品だったと思います。

この先、ややネタバレ気味。気になさる方は見ないほうがいいです。








suspectX.jpg
容疑者Xの献身
★★★★★★★★☆☆(8点) @イオンシネマ久御山


はっきり言うけどあたしゃね、福山雅治が嫌いだよッ! 彼もともとシンガーソングライター出でしょ? それにしては曲も歌も誰かの物真似のようで何も個性を感じないし、役者にしてもずば抜けて演技が光るでもない、カッコイイ顔してトークはエロい(あまり関係ない)。容姿だけ持てはやされ、なんとなく芸能界長続きしていますって奴にしか見えないんだよ。

ただガリレオはハマリ役だね。物理学者というクレバーでいながらスポーツ万能、論理的思考のもとに冷静に言葉を発していく様は、はじめ「偉そうにセリフを喋っていれば演技力も必要ないもんね」と思っていたのだけど、なんだか彼のセリフにグイグイと引き込まれてしまって、ヤバイ、俺、福山好きになりそうだ! 違う、断じて違う!ドラマのストーリーが素晴らしいんだー! …と危うく禁断の世界へ足を踏み入れるところでした。


最初からすでに映画化が決まっていたため、なんとしてもドラマをヒットさせなきゃならないという、なんとも危険な賭けをしたものだ。観る前は「2時間ドラマでTV放映にすればいいのに」、と思っていたのだけど、このストーリーは映画にしてこそ意味があると思った。CMとか気象情報とか、物語を中断させる余計なものが無くて、本当に良かった。

ほとんどテレビを見ない僕が、久々に毎週楽しみに思ったドラマだったもんなぁ。「いえ、今日は月9がありますので。」と言って、仕事放棄するほどだった。ドラマ「ガリレオ」では物理学者と科学犯罪を扱ったものですが、この映画は厚い人間ドラマとなっていて、TVドラマとは違ったエッセンスが注入されている。科学犯罪ではないので福山が突然狂ったように数式を書き出すシーンは無い。そしてむしろ福山と柴咲は脇役といっても過言ではない。渡辺いっけいや品川祐にいたっては、ドラマに出てたから出してあげたといった程度で、もはや必要ないくらいのカット数だ。

石神(堤真一)が抱く感情、花岡(松雪泰子)の戸惑う表情。これは日本人にしかわからない世界観だ。特に石神への感情移入は、ゲイの人ならとても入りやすいと思う。“この人の為になら”と思える人に「尽くしたい」と思う気持ち。それが出来たときの充足感。タイトルに使われた「献身」の言葉の意味がとても切なく響きます。ラストは涙をまつげで止められなかったよ。



帰り道、車の中で iPod を流していたのだけど、全然音楽が入ってこない。
まだ頭の中は映画の中にいる感覚。少しドキドキするような。
こういうとき、とても良い映画だったんだなぁ、と思うのです。


20世紀少年 第一章

やー、全24巻3日で読破しました。さすがやわー、浦沢。

読み進むたびに鳥肌が立つような、伏線とその回収。一見、別々に進行しているかのように見えた物語が、バシィッと結びつく瞬間。これが浦沢マンガの醍醐味であるように思います。



この先、ややネタバレ気味。気になさる方は見ないほうがいいです。
というか、マンガが完結してる時点で、ネタバレも何もないのだけど。












20thboys.jpg
20世紀少年 第一章
★★★★★★☆☆☆☆(6点) @イオンシネマ久御山


うーん。
床屋の兄ちゃん、そんなに大絶賛するほどでもなかったよ。

デスノートのように、稀にその面白さにおいて映画がマンガを上回るケースもあるけど、「20世紀少年」に関しては、三部作としても少し無理があるような…、それほどマンガが壮大なスケールなんだってわけで…。第一章は見せたい部分をギュッと押し込めて、ミスリードにならないように、なんとか辻褄を合わせたような、そんな印象を受けました。

登場人物の数も多いのだけど(エキストラ除く総キャストが全三部合計300人!)、マンガでは描かれていた各主要メンバーのバックグラウンドが、映画では端折られているので、マンガ読んでいる人はわかるけど、映画から見た人は、ワケわかんない箇所が多いんじゃないかな?

一方でマンガを読んでいる人は、堤監督の原作原理主義に則ったという、アングルや照明・影まで忠実にこだわったという映像は、マンガの世界が立体化した!ということに感動するというよりかは、「そうそう、そんなシーンあったよね」程度のもののように思う。だって原作ファンの人、その伏線につぐ伏線となっている性質上、途中まで読んでは戻って確認して、さらに続きを読んではまた戻っての繰り返しで、絶対何度も読み返しているハズだもん。「20世紀少年」について自分なりの考察を持った人が多いと思うので、映画を見る目は厳しくなっていると思う。

配役について完璧だという意見も多いけど、映画観る前から思っていたことだけど、ケンヂが唐沢寿明というのはどうしても納得がいかない。どうやっても彼からロックの臭い、してこないんだもの。ギターをかき鳴らすシーン、絶対サマになってないんだろうなって思ったら、案の定、そうだった。この物語は音楽、特に“ロック”が重要な鍵となってくるだけに、二章以降がヒジョーに心配だ…。唐沢さん、歌は意外と上手いんだけどねぇ。



…と、さんざん酷評になってしまっていますが、二章~三章の映像が楽しみなのは事実で、ラストシーンで成長したカンナ(平愛梨)が写って、「To be continued」の文字が出たときには、うぉー!と興奮してしまった。2014年のお話は、ユキジもけっこうなオバチャンになるのだけど、常盤貴子はオバチャンメイクするのかな? 加齢メイクって、した途端にギャグにしか見えなくなって、一気に質が落ちちゃうんだよな。今回でいうと、ジジババの研ナオコ、それちょっと無理あるだろっていう。大丈夫かな。


マンガでは「ともだち」の正体は読者に委ねるカタチで、やや曖昧にしていましたが、映画では新解釈で描かれているそうだ。二章公開(2009年1月)までに、もう一度原作読んで、頭にたたき込みます。


パコと魔法の絵本

1~2年前は映画サイトをくまなくチェックして、毎週土曜日公開初日の1番最初の朝の上映を観ることに情熱を燃やしていた時期もありましたが、なんとなく観ることをやめたら(お金が続かなかったという理由も)そのままズルズルとホント観なくなってしまい、CMやらで観たい映画を見つけても、もはや重い腰は上がらない状態になってしまいました。

まさに昨日金曜日。とある朝の情報番組のなかで宣伝していた予告シーンを見て、「なんじゃ、この中島ワールドは」と思って、Webで調べたら、案の定、中島監督作品でした。これは観なくちゃだわ!とあの頃の情熱が甦ったように、公開日を調べてみると、「明日(つまり今日)じゃん!」 つーわけで、やはり朝一発目の回を観るべく、目覚ましセットして早起きして近くのシネコンへ向かい、一番良い席(一番後ろの通路側)をゲットしたってわけさ。

この先、そんなにネタバレしませんが、気になさる方は見ないほうがいいです。








pako.jpg
パコと魔法の絵本
★★★★★★★☆☆☆(7点) @イオンシネマ久御山

あらすじはWikipediaでどうぞ。


僕と中島監督との出会いというと、2001年に放送された「世にも奇妙な物語」の中の1つ、ともさかりえ主演の「ママ新発売!」。なんだこのシュールさは!面白ぇ~! と思って以来ずっと、「下妻物語」といい、「嫌われ松子」といい、この人の作品は外せないのです。
mama_sale.jpg

麻生祐未の演技が素晴らしすぎる




で、この作品。う~ん、中島ワールド炸裂。お星様キラキラ、花びら舞う舞う。映像のファンタジーさと、爆笑とまではいかないシュールな笑い、その中にもキュッとさせられるような胸を打つシーン。うんうん、やはりこうでなくっちゃ。

でもなんだろう? どうも、いつもの中島作品に観られるテンポ感が悪いような気がする。特に前半。配役が問題なのか。パコのために演劇を演じる後半からは、いつものテンポになりグイグイ引っ張っていくところは、さすがですね。そして泣きどころもしっかり用意されている。ギリギリ僕は涙はまつ毛で止められたけど、館内いたるところでシクシク音が鳴り響いていました。


途中で、パコ演じるアヤカ・ウィルソンが水の中に沈むシーンを観ていると、なんだか同じような映像を前にも観た気がする、と軽いデジャヴを感じていて、家に帰ってからパンフレットの山をひっくり返して思いだした。そうだ、テリー・ギリアム監督の『ローズ・イン・タイドランド』に出てくる、ジョデル・フェルランドだ! ソックリ!!
jodelle.jpg

この映画も良かったよ





久々の映画観賞。
やっぱり映画館は映画を観るところだよ。←当たり前 ←ハッ


インランド・エンパイア



んも~!!待ちきれなかったです、デヴィッド・リンチ最新作。最新作に取りかかっているというニュースが流れてから何年待たすねん! 前作『マルホランド・ドライブ』(2001年)があまりにも出来が良くて、これ以上のものをリンチは作れるんだろうか?と心配していたんですが、『ブルー・ベルベット』では清楚な、『ワイルド・アット・ハート』ではビッチな女性を演じたローラ・ダーンが主演、脇には『ワイルド・アット・ハート』『ツイン・ピークス』で強烈な印象を与え、ハリウッド版『呪怨』ですっかりお婆ちゃんになってしまったグレイス・ザブリスキー、『ワイルド・アット・ハート』で狂った親バカを見せたダイアン・ラッドがまたしても親子共演、ハリー・ディーン・スタントンはもはや欠かせないし、前作『マルホランド・ドライブ』からも、ナオミ・ワッツ、ジャスティン・セロー、ローラ・ハリング、これほどのリンチファミリーだけでも絶叫ものなんだけど、さらに飛び込んできたニュースで、アジアンホームレス役に裕木奈江の抜擢(!) これは公開初日に観ずにはおらいでか!

この先、そんなにネタバレしませんが、気になさる方は見ないほうがいいです。




一言で言うと、とにかく訳がわからなかった。
再起を狙うハリウッド女優ニッキー(ローラ・ダーン)が、映画内映画『暗い明日の空の上で』でスーザン役を演じることになるが、この映画がポーランド映画『47』のリメイクで、当時主演の二人が撮影中に殺され未完に終わったことを知る。次第にニッキーは映画と現実の区別がつかなくなり、現実の世界、映画の世界、ポーランドでの出来事、そして50年代風の部屋にいるウサギ人間(ナオミ・ワッツ声だけ出演)の世界、いろんな映像が複雑に交錯し、観る者は時間軸を完全に見失ってしまう。

それもそのはず、この映画の全体の脚本は無い。いや、リンチの頭の中にあるイメージがすべてで、順番はまったくでたらめにシーンごとに脚本を作り上げ、いつでもすぐ撮影に取りかかれるよう、カメラはデジタルビデオカメラ(家庭用モデルの業務用後継機だけに映像が少しチープ)で撮影し、役者に演じてもらっていたそうだ。リンチ本人も一体どのシーンを撮っているか分からないほどだったとか。そうしてバラバラに撮られたいくつものプロットを組み立て、いつしか一体化したストーリーとなった、そんな映画。

ポンポン変わっていく5つの世界に、意味があるのかないのかわからない台詞、とにかく一度観ただけでは理解出来ない。俗っぽい言い方をすれば、「ツイン・ピークス」のブラックロッジの世界観が3時間ずっと続いてるような感じです。リンチの映画に一つの答えを求めることは出来ないのだけど、いつもなら自分なりの解釈をすることが出来たことも、今回はまったく理解できず、ただただ混乱したまま、映像がどんどん進んでいった感じ。公開中にもう一度観に行くかなぁ。

かなり長い台詞で重要な役所だという裕木奈江の英語力はちょっと恥ずかしいほどで、海外公開時には英語の字幕がついたそうです。海外では「日本訛りの英語ってクール!」と思われるかもしれないけど、日本人が見た日本訛りの英語はもう失笑というか、なまじっか彼女の経歴やバッシングを知っているだけに、同情してしまうほどだ。ホームレス役っていうから、もう服も髪も肌もズタボロで真っ黒になった裕木奈江を期待したんだけど、まぁ、清潔なホームレスですよ。ちょっと期待ハズレでした。それでも僕は彼女のシングルCDをほとんど持っているほど好きだったりするので(笑)、これでリンチファミリーの仲間入りとなったら、少し面白いかも。


ところで、『ツイン・ピークス』のセカンドシーズンのDVDボックスがついに発売となるのだけど、これこそ一体どんだけ待たすねん! 5年前にファーストシーズンのDVDボックスが発売された後、ずーっと放置。その5年もの間何度も「出るかも!」とか「ヨーロッパで発売されるかも!」とかいう噂を耳にしましたが、一向に発売される気配がないので、「もうどんなニュースにも耳を貸さない」と思っていたら、よかったちゃんと発売されるのね。 セカンドシーズンと同時に、「ゴールド・ボックス」なるものが同時に発売されるとか。これら全ての特典映像が異なるのだよ。うわぁ、これは全部揃えたいなぁ。

ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part1 スペシャル・コレクターズ・エディション 【3枚組】ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part1 スペシャル・コレクターズ・エディション 【3枚組】カイル・マクラクラン.マイケル・オントキーン.ララ・フリン・ボイル.シェリリン・フェン デイヴィッド・リンチ Amazonで詳しく見る by G-Tools

ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part2 スペシャル・コレクターズ・エディション 【3枚組】ツイン・ピークス セカンド・シーズン Part2 スペシャル・コレクターズ・エディション 【3枚組】カイル・マクラクラン.マイケル・オントキーン.ララ・フリン・ボイル.シェリリン・フェン デイヴィッド・リンチ Amazonで詳しく見る by G-Tools

ツイン・ピークス  ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】ツイン・ピークス ゴールド・ボックス【10枚組】【初回限定生産】カイル・マクラクラン.マイケル・オントキーン.ララ・フリン・ボイル.シェリリン・フェン デイヴィッド・リンチ Amazonで詳しく見る by G-Tools


インランド・エンパイア 公式サイト
ツイン・ピークス 公式サイト
CALENDAR
PROFILE

KO2

159*64*33
京都在住。
チビポッチャリーマン。
いつも何か考え込んでいます。

mailto:
polyrhythmlife at gmail dot com

RECENT ENTRIES
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
ARCHIVES
CATEGORIES
RECENT LISTENING

READING
KO2の今読んでる本 KO2の最近読んだ本
MY FAVORITE BLOG

GBr
GBr
SEARCH
FEEDS
このページのトップへ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。