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卒業式の後(前編)

回想録その5。


音楽専門学校に通っていたのだけど、まぁ、こういった芸術系業界にゲイが多いことは誰でもわかるように、「僕、ゲイなんです」と入学早々カミングアウトしちゃう子や、卒業してから同じ専攻だった同級生からある日突然、「○○(堂山某店)で写真見つけたんだけど、もしかしてそうなの?実は俺もなんだ!」なんて手紙を貰ったり(実話)、まぁ、とにかくゲイが多いわけです。


それは学生だけの話しではなく、先生もそう。

ざっと数を上げるだけでも5人のゲイ(またはバイセクシャル)の先生がいたんだけど、たぶん僕はきっと、「複数の先生と関係を持った生徒 ゲイ部門」でナンバー1に輝くんじゃないか?ってくらい、3年の間に3人の先生と関係を持つような節操ない学生生活を送っていました。(教員のほうに問題があるのでは…)


そのうちの一人は、英会話の授業の非常勤講師で、アメリカ人。


卒業間近、堂山の某店で彼の写真を見つけてしまいました。僕は1年の頃に彼の授業を受けていたし、カワイイ外人さんだな~と思っていた。その店のマスターによると、「よく来るよ、勿論ゲイだよ」とのことだったので、拙い英文でメッセージと写真を残して(I know you. とか書いたような…)、次、学校で会うのを楽しみにしていた。

週明け、すぐに彼を見つけた。目が合うと彼は人差し指でバキューンみたいな素振りで、僕を指さしてニヤリと笑った。その後何度か堂山を訪れるが、一度も遭遇するチャンスがなかったので、見かねたマスターが「ここで会う約束すれば?」と言われ、またメッセージを残すのだ。


「○月○日、卒業式の後、ここで」(という内容をたしか英文で)




長くなりそうなので、つづく。


涙の夕焼け

回想録その3。
勘違いなさらないように、回想録なのでノンフィクションです。
本当の人物、出来事です。



中学2年のとき、別のクラスに転校生がやってきたと聞いた。それは隣の市からの転校生で、その中学校は「○○第二中学校」というような名前で、僕らはその頭文字を取って「(お2中→おに中→)鬼中」と略していた。その名が隣の市まで定着していたことから、悪い連中が多い学校として名高く、少し恐れられていたのも事実。そんな学校から転入してくるとは、一体どんな不良がやってきたんや?と興味津々だったが、他クラスで校舎の階も違ったため、どんな奴かは確認できなかった。

中学3年にあがってクラス替えとなり、同じ階の他クラスに、この2年間まったく見たことのなかった男子がいた。T君である。一目惚れとはこのことで、見た瞬間に体が硬直してしまったほど。あ~、こいつが例の転校生かぁ。不良ちゃうやん、普通やん。めっちゃカワイイなぁ。


僕は中学1年のときに軟式テニス部に所属していたが、練習がイヤになって退部。3年に上がるまで帰宅部で通していたのだけど、クラブに所属していたほうが高校受験に有利になるということで、何かクラブに入ろうと思っていた。当初、吹奏楽部を考えていたが、T君が男子バレーボール部の部長であるという情報を聞き、さらに3年生の部員はたった3人だという。試合もろくに出来ないと聞いて、「楽そうだ」と思って、即、入部。僕にしては珍しく積極的なアクションで、T君とみごと友達になれたというわけです。


ある夏休みのクラブ活動のとき、T君は足首をねんざした。かなりひどく捻ったようで、誰かの支え無しにはその日は帰れなくなったため、途中まで帰り道が同じだった僕は、その途中まで僕の肩を貸して、二人きり、歩いて帰った。

僕はブレザーの制服で、T君は着替えが出来なかった為にジャージ姿だった。T君は左手を僕の右肩に乗せて、足を引きずりながら、「ごめんなー」と何度も言っていた。夏場の西陽はとても暑かった。足が痛むのか、それともまぶしかったのか、目を細くして前を向いているT君の左頬は赤く染まるほどに、夕焼けがまっ赤でとてもキレイだった。

僕はこの間、どんな話しをしていたのか、まったく覚えていない。ただその時の風景とその時の心の思いだけが脳裏に焼き付いて離れない。別に今この場で告白しようなんてことは考えてなかったハズ。ただ、今この瞬間がすごく幸せだということをひしひし感じていた。


彼のペースに合わせていたので、あっという間に夕陽は沈んで、T君の住む団地の近くまで来ると、もう辺りは暗かった。「ここでいいわ、ありがとうな~!」といって、T君は背中を向けて一人足を引きずって帰る後ろ姿を見ていたら、とても放っておけなかったのと、もうちょっと一緒にいたいという欲求で、僕は駆け寄って「送るがな~!」と言って、また肩を貸してあげた。

彼の棟まで辿り着くと、彼は「4階やねん」と言った。知ってる。それくらいの情報はインプット済み。でも一応初めてだという体(てい)で、「はいはい4階ね」と言って、一緒に階段をゆっくり昇って、玄関先まで辿り着いた。夏場だったし、辺りはもう暗くなっていて、もういい時間だ。「じゃ、帰るね」というと、「うん、ホンマ今日はありがとうな」と言って、彼は玄関を閉めた。

僕は少し遠回りの帰り道となってしまったけど、一人になって帰っている間、彼の役に少しでも立てれたという感触で、しばし呆然としたような感覚。その後しばらくたってから、胸がジンジンして張り裂けるような思いが続いた。

すごく幸せに感じたあと、すごく辛かった。


T君とは同じ公立高校に進学。同じクラスになることは一度もなかったけど、高校に上がっても仲良く接してくれた。高校卒業後は所在不明。親の家業を継いだ(酒屋)という噂も聞いたけど、あれから一度も地元で遭遇したことがない。今どこで何してるだろう?


ただ、あの日の夕焼けを思い出すと、今でも胸が詰まります。


レオ似の男

好評につき、回想録第2弾。(ドン引きだったじゃねぇか)


僕は若いころは主に野外系をメインに活動していました。野外系ハッテンといえば公園やトイレを挙げますが、普通は会社の帰りであったり、何かの用事のついでに寄るのが一般的であるかと思います。うら若き頃の僕は、これまで地元だけの狭い空間で、どこに何があるかも知らなかったウブッ子が、専門学校に入って地元を出たことで外の世界を知ることが出来、いろんな行為に興味を持ち始め、野外ハッテンの情報を聞きつけると、学校終わりに電車を乗り継いで確認して見に行くなどして、徐々に擦れてきた頃のお話である。

大阪にある野外系ハッテンの中に、「道」そのものがハッテンバとなっている珍しい場所があると知り、学校帰りに電車を乗り継いで行ってみることにした。(ちなみに京都にも「道」がハッテン化しているところがある。)

ハッテン化するだけあってその道は薄暗く、一般車両や一般人の気配は少ない。あるのは怪しい車と怪しい人で、なかなか淫靡な雰囲気を受ける。坂道には人が乗った車が何台か駐車していて、中を覗くと下半身裸で一人でいたしている方や、助手席に近づくとロックをガチャッと外す人、ぐるぐると巡回している同じ車と何度もすれ違ったりもする。わぁ、スリリング!(怖いよ)

僕と同じように徒歩で巡視している、40代くらいの紳士を見つけた。スーツ姿にスラッとした長身で、中肉中背よりもむしろ細身かもしれない。でも、顔がすごくタイプ。例えるならそう、森本レオにそっくり。向こうも僕を見つけ、一度はすれ違ってみるも、お互い振り向いて気にしている様子。お、これは脈アリか? と何度かすれ違いつつ、「こんばんは」と声をかけてきたのは向こう。声を聞いても驚き、お前は森本レオ本人だろう?というくらい、容姿・声ともにレオ似だった。

近くに住んでいるというので彼のマンションにお持ち帰りされ、ベッドに入ってお互い裸にはなるものの、あまりエッチな行為はお互い求めなかった。その感触が僕にとってはとても心地良くて、その後も何度か会うようになった。だが向こうには相方さんがいて、僕は“都合のいい男”といった役所。彼が相方さんと会えない日に僕のポケベルに連絡が入って、訊ねていくのだ。たまにゲリラ的に僕のほうから行っても、「ゴメン今日は無理」と冷たく追い返されるのである。

都合のいいのは彼の性格なようで、僕が彼の部屋に来ているときでも、彼は宅健の試験勉強に没頭、その後は習っているピアノ教室の練習課題に取り組むべく、ヘッドフォンをして電子ピアノの前に熱中するのだ。彼と電話をしていても、切るポイントがきたと思ったら、「じゃーね、おやすm(ブツッ)」と、こちらの返事を待つどころか、まだ言い終わってもいないうちに切ってしまう。なんて自分のペースを持っている(=自分勝手な)人なんだろう! でも、意外と一人だと寂しいのか、電話をかけてくるのはいつも向こうだったので(まぁコチラからかけて相方さん在中だったら困るからだけど)、なかなかカワイイ親父じゃと思っていた。


でも、そうやって都合のいい男でいられるのも時間の問題で、「このままじゃダメだ」と僕が改心して、一方的に連絡を遮断した。僕が会いたいときに会えないなんて、辛いだけですからね。本当にすごくタイプだったけど、さよならしたんだ。

まだ生きてたら、もう50代半ば~後半くらいになってると思うけど…。声も容姿も森本レオ似の友人いますという方、連絡ください。下の名前は忘れたけど、苗字だけは覚えています。今なら、都合のいい男でも何でもいい!もう一度会いたい。


ドカタのオッチャン

なんとなく思い出したので回想録。


数年前に、週1程度で会っていた人がいた。しかし恋人ではない。いわゆるドカタのオッチャンで、大抵いつも会うときは作業着だった。端から見ればただの女好きのオッサンにしか見えない彼はバツイチゲイ。男に抜いてもらうのが好きなんだそうだ。

向こうが溜まった頃にメールで連絡を受け、双方の中間地点で待ちあわせ。相手は原付でやってきて、僕の車に乗り換えて、人気のない見渡す限りだだっ広い田んぼの畦道で、車中でおいしくいただくという、まぁそれ自体はよくある行為です。(ねぇよ)

彼は僕と会うときはいつも勃ちが悪いらしく、完全に勃ちきらないまま果ててしまうので、「アッ、あー!クソッ!」と悔しがり、「一人でやってる時はもっとビンビンなんやけどなぁ!」などと言う。フフフ、それは俺のテクが巧いんだろう? と言うと、「ちゃうねん!」 違うんかぇ!「いつもはもっと勃ってんねん」と、知り合ってすぐに話しが弾むひょうきんなオッチャンだった。


行為後には車中でいろいろ話しをした。知り合って数ヶ月後くらいに、それぞれの過去の話などをするなかで、彼はフィリピンに住んでいたことがあり、現地のゲイパブなどで知り合った人とお盛んだった、などという話しを聞いて、「へ~ぇ」なんて言いつつも、その後の話しがだんだんきな臭く感じ始めていた。

ある時、音楽の話しになって、意外にもプログレッシブロックが好きだという話題で少し共通点を見出して、彼は昔のEL&Pやピンクフロイドなどの話しをして、僕は最近のプログレッシブヘヴィメタルの話しなんかで多少盛り上がっていたら、話題が突然、ドラッグの話しになって、「フィリピン居た頃なんか、大●吸いながらプログレ聞いたらトリップしまくりでサイコーやったわ!ガハハ!」などと言い出すので、さすがに苦笑するしかなくて、「コイツは悪い大人だ!」と、それを最後に会うのをやめました。

作業着の似合うオッサンで、けっこうタイプだったんだけどなぁ。
何より自分の体が心配になって、検査に行ったのは言うまでもありません。


会わなくなる少し前に貸した QUEEN の2枚組ベスト盤は、もうとうに諦めました。


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KO2

159*64*33
京都在住。
チビポッチャリーマン。
いつも何か考え込んでいます。

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